胡蝶蘭の値段について
お店のオープンやお祝いの時によく使われる胡蝶蘭、とても繊細で美しい花です。見栄えもしますし、仕立ててある本数が多いと高級感が増します。
ギフトとして人気がありますが、お値段が張るのも事実です。どうしてこんなに値が張るのでしょうか。
胡蝶蘭の値が張る理由は手間と時間
実は、胡蝶蘭は花が立派に咲くまで、4年ほどかかります。一房にたくさんの花がつくようになるまで、手入れを繰り返す必要があります。
また、冬の気温が下がる時期には温室で管理する必要があります。気温が15度を下回ると枯れてしまうので、かなり高い気温を維持しなければなりません。
花がつきはじめると、今度は仕立てが必要です。花の付け根をよく見るとくの字の針金が支えているのが分かります。
この仕立ての作業は人が一本一本手作業で行っています。
胡蝶蘭の値段の目安はどれくらいなのか?
胡蝶蘭の値段の目安は、一般的に仕立て一本が5000円前後と言われています。
豪華に見えるように5本仕立ての株の場合は、だいたい25,000円〜50,000円ということになります。
このように、胡蝶蘭にはとても手間がかかっているのです。
また、ギフトに使われることが多いため、植えられている鉢は陶器のものが多く、こちらの値段もかかっています。
通常の植物、観葉植物や庭木はプラスチック製の安価な鉢がほとんどですが、陶器のものはどうしてもコストがかかってしまいます。
このように高価な胡蝶蘭ですが、比較的安価に手に入れる裏技として、お花屋さんではなくホームセンターのグリーンコーナーに行ってみる方法もあります。
実は、同じように仕立てていても、花数がやや少ないものは値段が少し安くなり、比較的手に入りやすくなっています。
こういった商品はお花屋さんよりもホームセンターなどに流通し、お店の内装工事に携わった業者さんが利用しやすいようになっています。花数が少ないといっても一房にまんべんなくついていますので、十分見栄えはします。
花もちもいいので、しばらくは十分楽しめるのも同じです。お花屋さんで買うよりも1〜2割ほど安いですし、急に必要になった時などは一度覗いてみましょう。
胡蝶蘭を手に入れたら、直射日光が当たらない屋内に置きましょう。
根にミズゴケが巻いてあり、そのミズゴケが完全に乾いたらたっぷりお水をあげます。育てるつもりが無いのであればお水は必要ありません。
花が終わるまでくらいは葉や茎に水をためているので、大丈夫でしょう。その後育ててみたいということなら、花が終わったら花茎を少し残して切り落とし、ミズゴケが乾いたら水をたっぷり含ませるを繰り返します。
冬は気温が15度を下回らないような環境に置き、室内の日当たりのいい場所で管理します。