胡蝶蘭の花言葉について
胡蝶蘭はラン科ファレノプシス属の植物で、原産地は東南アジアなどの熱帯〜亜熱帯地域と言われています。
これは、その華やかで気品のある姿が人気を集め、結婚式、開店祝い、入学祝いなど、さまざまなお祝いの際に贈られることの多い花として有名です。
さらに、この花が贈り物として好まれるのは、その花言葉も大きく影響しています。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」と「純粋な愛」ということなので、おめでたい場面で贈る花として、この点でも非常に適しているということができます。
さらに、それぞれの色特有の言葉もあり、白の場合は「清純」、ピンクの場合は「あなたを愛しています」となっています。
白い花としては、結婚式で真っ白なウエディングドレス姿の花嫁が白い胡蝶蘭のブーケを持つことが多く、まさに結婚式にぴったりの色と言葉と言えるでしょう。
ピンクの場合は、恋人同士だけでなく、家族で贈る場合にも適していて、最近では母の日の贈り物として、ピンク色のこの花を選ぶ人が増えていると言われています。
この他では敬老の日などで、おじいさんやおばあさんに贈る場合にも、お勧めの花と言えます。
さらに、この花の色としては、白とピンクが良く知られていますが、黄色や紫の胡蝶蘭も存在します。
ただ、これらはあまり一般的ではない色ということもあり、まだその色特有の花言葉は作られていないようです。
でも、胡蝶蘭は蝶が舞っているような美しい花びらの形ですぐそれと分かる花なので、受け取った人が花言葉を知りたい場合には、この種類の「幸福が飛んでくる」という言葉で、納得することでしょう。
その一方で、あまり見られないような色の場合には、贈る際に自分だけのお祝いのメッセージをつけ足してみても、個性的な贈り物として、より効果的で、受け取る人の記憶に残るような素敵なプレゼントになるかもしれません。
また、この花は名前の方も「蝶が舞っているような花」のイメージが湧く美しさを持っていますが、元々の名前であるファレノプシスは蛾に似ているという意味です。
これが日本では、蛾のイメージが良くないので、蛾を蝶に変えてこの綺麗な名前にしたと言われています。
このように、花の姿も花言葉も名前も美しいこの花は、花もちが良く、長期間魅力的な花を楽しめるというメリットも持っています。
この花の魅力を十分に把握した上で、さらにいろいろな場面で、贈り物として利用してみることをお勧めします。